2011年5月19日木曜日

アウディの最上位高級車「A8」――商品企画部天野一登さん

軽量化、重厚感も備え  自動追跡機能など新技術
 アウディジャパン(東京・世田谷)が昨年12月に発売した最上位の高級車「A8」の新モデル。独アウディが技術の粋を集めた旗艦車だ。高級車らしい安定感のある走りに加え、アルミニウム骨格ならではの軽快感が味わえるという。価格は945万円からと高額だが、すでに納車待ちが年内はいっぱいと好評だ。商品企画部の天野一登担当課長に商品の魅力を聞いた。
 ――アウディの商品群の中でA8はどんな位置付けか。
 「アウディが持つ新技術のすべてを取り入れたクルマと言える。例えば『プレセンス』と呼ぶオートクルーズ(自動追跡)機能。前走車に近づき衝突しそうになると自動で警告し、ブレーキの油圧を高めて“遊び”をなくす。急ブレーキに備えるためだ。それでも危ないと判断すれば軽い自動ブレーキが入る。ただ『クルマを運転するのは人』がアウディの考え方で、最終的には運転者に委ねられる。追突されるケースにも備え、後続車が突っ込んでくると直前にシートベルトが締まる機能もある。走りの面でも基本骨格をアルミで造っており通常の鋼材と比べ40%も軽量化できている。ただ、軽いだけではなく、高級車ならではの重厚感も味わえる点が魅力だろう」
 ――外観にもこだわった。
 「一目でアウディと分かるデザインだ。ヘッドランプには片側46個の発光ダイオード(LED)ランプを採用して存在感を持たせた。前後のタイヤ間の距離が長いが、流れるような造形で大きくは感じられないだろう。内装はシンプルな高級感が特長で、ぜひ一度座席に座って体験してほしい」
 ――どんなユーザーが多いのか。
 「乗ってもらいたいのはプレミアム車にも(伝統性ではなく)革新性を求める人。実際には企業オーナーや医者などが多い。質感にこだわる女性にも好評だ。販売面でも滑り出しは好調で、年間600台の販売計画に対してすでに500台強を受注している。うれしい悲鳴だ」

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