2011年6月30日木曜日

東洋紡の「ブレスエアークッション」――酒井謙一さん

機能NW事業総括部 酒井謙一さん
特殊合成繊維で体圧分散
 東洋紡が今月3日に発売したクッション「ブレスエアークッション」(価格は税別2200円)の販売が好調だ。特殊な合成繊維をクッション材として採用しているのがミソで、座っても蒸れにくいうえ体圧を適度に分散するため座り心地もよいという。機能NW事業総括部の酒井謙一総括部長に、開発の狙いや販売動向を聞いた。
 ――発売以来の販売状況は。
 「出足からよい売れ行きで、最初の3週間で5千個が売れた。9月までの4カ月間で合計2万個を目指している。法人向けの需要もあるようだ。実際、東日本大震災に伴い、節電に取り組む企業からの問い合わせが多い」
 ――商品の特徴は何か。
 「蒸れずにさわやか、座り心地の良さ、清潔さの3つだ。人が座った状態でクッションの座面を調べると、40分後にはウレタンクッションの湿度が90%になるが、ブレスエアークッションは70%。温度もウレタンが20分後にセ氏36度に上がるのに対し、ブレスエアークッションは同35度弱と低い。体圧もウレタンより分散されやすいので、おしりの部分が痛くなりにくい。また丸ごと水洗いできるので清潔だ」
 ――これらの機能をどうやって実現したのか。
 「特殊な合成繊維をクッション材に採用した。立体的な網状のスプリング構造になっており、弾力性があるうえ通気性がよい。我々はこうした素材を1996年から量産しており、最新の新幹線のシート材などにも使われている」
 ――従来の素材売りから最終製品まで踏み込んだことになる。開発のきっかけは。
 「震災と節電の動きがきっかけだ。この商品で震災復興と節電に貢献できるのではないか、との声が社内からあがった。以前から似た製品を社内で使っており、さわやかさなどの効果は実感していた。節電でエアコンの設定温度が高くなると、このクッションの有用性をわかってもらえるのではないか。収益の一部は震災の義援金として寄付する」

2011年6月23日木曜日

メルセデス・ベンツ日本の中型車「Cクラス」、商品企画部豊生さん

商品企画部 豊生浩一さん
内装、ワンランク上狙う 7速AT、量販モデルに
 メルセデス・ベンツ日本(東京・港)が5月末に販売を開始した中型車「Cクラス」(価格は399万円から)。一部改良ながら、内装などを中心に変更点は2000カ所以上に及ぶ。改良モデルの狙いなどを商品企画・マーケティング部の豊生浩一マネージャーに聞いた。
 ――2007年の新モデル発売以来、4年ぶりの改良となる。
 「一部改良と言っても、これまでのマイナーチェンジとは変更点の規模が違う。デザインや品質、動力性能、(燃費性能を中心とする)経済性などが大きく変わった。車体の大きさ以外のすべてがワンクラス上のモデルになったようだ。特にこだわったのが内装の質感だ。ハンドルにはなめし工程に手間をかけたナッパレザーを使っており、しっとりとした触感で手によくフィットする。スイッチ類も触った時に少し冷たい感覚が残る、シルバーのメッキ加工を施して高級感を高めている」
 ――従来のCクラスで一部車種に限定していた7速AT(自動変速機)を量販モデルにも採用した。
 「旧モデルで(独BMWの3シリーズなど)ライバルのモデルから見劣りしていたのが変速機だった。新設計の7速ATに変更したことで燃費や動力性能などが向上した。振動も大幅に軽減し、走りが滑らかになっている。遮音性にはもともと自信があったが、さらに静かになった」
 ――399万円からという価格は据え置いた。
 「新規顧客の開拓を狙い、昨年8月に399万円のモデルを投入した。日本法人として今回の改良で最も注力したのがこのモデルだ。以前は選択できる車体色などが少なかったが、今回は様々な追加設定も用意した。7速ATのほか、アルミニウムボンネットも採用している。ベンツは実際の価格以上に高価なイメージが強く、購入検討のリストに入っていないことも多い。この価格設定を武器にさらに顧客開拓を進めたい」

2011年6月16日木曜日

東芝の液晶テレビ「ZG2」――本村裕史さん

デジタルプロダクツ&サービス第一事業部参事 本村裕史さん
6チャンネルの全番組を一時保存 高級機の機能、普及価格で
 東芝が5月下旬に発売した液晶テレビ「ZG2」シリーズ(店頭実勢価格は42型で25万円前後)が月産1万台としていた計画の2倍程度の勢いで売れているという。消費者を引きつけているのが、6チャンネルの全番組を30時間録画できる「タイムシフトマシン」機能だ。デジタルプロダクツ&サービス第一事業部の本村裕史参事に商品開発の狙いなどを聞いた。
 ――2009年に発売した超高級液晶テレビ「CELL(セル)レグザ」に初搭載したタイムシフトマシン機能を普及価格帯のZG2でも採用した。
 「セルレグザは画質、ネット機能、録画機能などに関し、コストを度外視して理想を追求した。価格は100万円になったが、作って初めてタイムシフトマシン機能の重みに気付いた。全チャンネルの全番組を一時保管することで、テレビの概念や見方が変わった」
 「セルレグザの発売前から、タイムシフトマシン機能を通常のレグザにも導入する予定だった。セルレグザは膨大なソフトウエアを高性能プロセッサーで動かしたが、今回は専用の半導体エンジン『CEVO』を開発し、ソフト量を減らした。処理能力は従来のレグザの6.8倍に向上し、同時録画できる番組数が8チャンネルだったセルレグザと比べても操作性は改善した」
 ――タイムシフトマシン機能でテレビの視聴スタイルはどう変わるのか。
 「『録画』という行為を意識せずに、見たい番組を最初から視聴できる。スイッチを付けたときに放送中の番組を気に入ったら、すでに一時保管されているので途中でも最初に戻って見ることが可能だ。深夜に帰宅するとニュースはほとんど放送されていないが、数時間前に放送されたニュースはすべて録画されている」
 ――売れ行きと今後の商品展開は。
 「タイムシフトマシンの認知度が高まったおかげで、計画の2倍程度の売れ行きだ。我々自身も作ってから初めて実感した便利
さを、より進化させて広めていきたい」

どこでも時刻調整OK―シチズン時計(NewFace)

 シチズン時計(0120・784807)の人工衛星の電波で時刻を合わせる腕時計「エコ・ドライブ サテライトウエーブ」
 地上2万キロメートルの宇宙空間を周回する人工衛星から時刻情報を受信し、針を動かして時刻やカレンダーを自動修正する。従来の電波時計は電波塔のある日中と欧米の4地域でしか時刻調整ができなかったが、この機種は屋外ならばアフリカや太平洋上でも正確な時刻に合わせられる。
 腕時計の脇にあるボタンを押すと、人工衛星との通信が始まる仕組み。時刻調整にかかる時間は6秒と従来型の電波時計より格段に早い。990個の数量限定販売。
 《希望小売価格は33万6000円。9月上旬》

衣類用冷感スプレー―マンダム、白元、小林製薬(新製品バトル)

 オフィスや外出先で涼しく過ごすための「冷感グッズ」が話題だ。節電対策で今夏は冷房を高い温度で設定する会社が増えるなか、シャツに吹きかけることでひんやりと感じる衣類用冷感スプレーが相次ぎ登場している。アルコールなどが蒸発する際に熱を奪うとともに、メントールが汗と反応してひんやりとした感触を肌に与えることを応用した。今春発売した大手3社の新製品を比べた。
 衣類用冷感スプレーをいち早く市場に投入したのが小林製薬だ。昨年3月に男性向けの「シャツクール」を発売。営業担当者などに売れたほか、女性にも好評で、今年は香りをマイルドにした女性用も追加した。
 吹き出し口も今春からトリガー式に変更、昨年のポンプ式に比べてより広い範囲に吹き付けやすくした。わきや背中、首もとなど汗をかきやすい肌にあたる衣類の内側に、10センチメートル以上離して吹き付ける。1カ所あたり2~3回が目安で、少し乾かしてから着る。
 成分はアルコール類であるエタノール、汗など水分を媒介として冷感を引き起こす物質であるメントールからなる。「冷却シートの『熱さまシート』で培った技術も応用、成分や配合を工夫して冷たさを長く感じられるようにした」(衛生・スキンケアグループ開発企画担当の辻野悟司氏)。
 白元の「熱中ガードアイスノン ひんやりシャツミスト」も主な成分や機能は、小林製薬と同様の仕組みだ。吹き出し口はポンプ式で、トリガー式に比べると「吹き付けたいところにしっかりと付けやすい。男女ともに、持ち歩いて使いやすいよう、おしゃれなデザインとした」(マーケティング1課の武島豊子氏)。
 小林製薬、白元の両製品とも、ガスと組み合わせた製品などに比べると、メントールを高い割合で配合しているため、冷感が通勤時間中など、比較的長く続きやすい利点があるという。ただ、冷たさの感じかたや、持続時間は、汗のかき方などにより個人差もある。
 マンダムの「ギャツビー ウェアデオドラントスプレー アイスタイプ フリーズシトラス」は事前に付けておくのではなく、外出先などで、暑さを感じた時に衣類にスプレーすることで冷涼感を得るものだ。
 高圧ガスを使った商品なので、「吹き付けた瞬間に一気に約40度クールダウンするうえに、配合したメントールで心地よいクール感が持続する」(商品開発一課主任の吉田周広氏)。消臭スプレーを冷却タイプにしたこともあり、汗などの臭いを消す機能もある。
 3商品とも火気の近くで使わない、肌に直接使わないようにするなど、製品に記載された注意事項を守って使いたい。今夏は平年よりやや暑くなるとの予報もあり、電気を使わずに冷感を得る工夫について注目されそうだ。  
 調査会社のインテージによると、衣類用冷感スプレーを含むコールドスプレーに、冷却シートなども加えた「冷却用商品(発熱・打撲対応商品含む)」の市場規模(スーパー、ドラッグストアなどでの販売金額ベース)は、2010年度は114億円。猛暑の影響もあり前年度比24%増と急伸した。
 小林製薬によると「熱さまシート」などの冷却シートが、昨年は暑さ対策にも活用された。白元の「アイスノン」の枕タイプなども好調で、衣類用冷感スプレーも含め冷たさを求める市場は一段と伸びそうだ。
 今年の暑さ対策を聞いたところ、昨年に比べて冷房の利用が「減りそう」と答えた人は57%で、「増えそう」(4%)より多く、減少傾向だ。一方、「扇風機」「うちわ・扇子」「クールビズ(衣類で調節)」「冷感スプレーやシートを使う」などは増加傾向だ。
 今夏に「衣類に吹きかけて冷感を得るスプレー」を使いたいという人は3割いた。男性で27%、女性で33%と、男女ともにニーズがある。買う場合に重視する点は「冷却力が持続しそう」が75%と1位で、「持ち運びしやすい」(55%)などが続いた。
 日経産業地域研究所が調査会社マクロミルに委託し5月27~30日に、全国の20~60代の男女1000人にインターネットで聞いた。

【特徴】スプレーをすると服を瞬間的に約40度クールダウンしながら、服についた汗や食事などの臭いも消臭する。配合したメントールでクール感も持続する。香りはかんきつ系のフリーズシトラス。成分は植物由来消臭成分、除菌剤、香料、エタノール、L-メントール。高圧ガスはDME(ジメチルエーテル)を利用。160ミリリットル入り。
【発売日】2月21日
【実売価格】630円
【特徴】衣類の内側の肌に触れる部分にスプレーしておくと、メントールが肌にさわやかな冷涼感を与える。パッケージは濃い青色とし、ワイシャツや下着、Tシャツ、女性のブラウスなどのイラストを入れた。吹き出し口はポンプ式で、ふたが付く。ミントの香り。主成分はエタノールとL-メントール。消臭成分も配合した。100ミリリットル入り。
【発売日】3月下旬
【実売価格】525円
【特徴】衣類にスプレーしておくと、冷感成分のメントールが汗で溶け出して、ひんやりと感じる。吹き出し口は握りやすく広範囲にスプレーしやすいトリガー式。携帯時に液が漏れないようストッパーが付く。男性向けはストロングミント、女性用はフローラル調のマイルドミントの香り。主成分はエタノールとL-メントール。100ミリリットル入り。
【発売日】3月10日
【実売価格】525円


5つの機能を1チップに搭載、TI、新赤外線センサー。

 米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は、MEMS(微小電子機械システム)を使った新型の赤外線温度センサーを開発した。5つの機能を1チップに搭載したことで従来品に比べて95%の小型化を実現。消費電力も静止電流で240マイクロ(マイクロは100万分の1)アンペアと90%近く低減した。すでに量産を開始しており、1000個受注時の単価は1・5ドル。
 開発したのは温度センサー「TMP006」。MEMS技術を使い、16ビットのAD変換器や温度センサー、電圧の調整など5つの機能を持つ回路を1ップに集積した。プリント基板の表面などに設置し、計測物の温度変化を電圧に変換して検知する。セ氏マイナス40度から125度と幅広い温度で動作できる。スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末、デジタルカメラなど小型化が進む電子機器での需要を見込んでいる。

東芝ホームアプライアンス、2割軽い紙パック式掃除機(フラッシュ)

 東芝ホームアプライアンスは同社従来品より重さを約2割軽くした紙パック式掃除機を7月8日に発売すると発表した。本体ボディー部分の面積を小さくし使用するプラスチック素材の量を減らした。手軽に扱えるため、掃除の作業効率化につながる。価格はオープンだが店頭想定は4万円前後、月5000台の販売を見込む。
 発売する「VC―PG211」は従来品では丸みを帯びていた本体ボディーの前方部分を絞った形状にし、重さを3・4キログラムに抑えた。掃除機本体の吸い込み口の先端に赤外線センサーを設置、床にあるゴミの量に応じて吸引力を制御する「エコモード」を搭載した。最大で消費電力量を58%削減できるという。
 大きさは長さが355ミリメートル、幅252ミリメートル、高さ218ミリメートル。

ソニー、家庭用3Dプロジェクター、高画質機種の半額に。

 ソニーは7月25日、3次元(3D)映像を映し出せる家庭用ビデオプロジェクターの新製品を発売する。価格はオープンだが37万円前後の見込み。昨年秋に発売した高画質モデルの半額程度に抑え、3D対応プロジェクターの普及をめざす。
 新製品「VPL―HW30ES」=写真=は、ブルーレイ・ディスクなどの映像をスクリーンに投影する装置。3D映像の視聴には専用メガネが必要で、映像が暗くなりがちだが、新開発したランプ制御技術を使うことで、より明るい映像を映し出せるようにした。
 映像が二重にぼけてみえる「クロストーク」も軽減できる。3D映像用のメガネは別売で、店頭想定価格は1万円前後。ソニーは3D対応の液晶テレビを拡販している。

バッテリー内蔵LED照明、停電時も安心、自動点灯――東芝ライテック、補助灯。

 東芝ライテックは14日、停電時に補助灯が自動的に点灯する発光ダイオード(LED)照明を7月15日に発売すると発表した。充電式のバッテリーを照明器具に内蔵した。震災の影響で防災意識が高まっていることに対応する。価格はオープンだが、リモコンを合わせて5万円前後を想定している。年間2万台の販売を目指す。
 発売するのは「バッテリー補助LED付きLEDシーリングライト」で、小型のニッケル水素電池を搭載した。充電約7時間で補助灯を30分程度つけることができる。充電式のバッテリーを使って自動点灯するLED照明は業界で初めてとなる。
 壁のスイッチで消灯を操作した場合には、補助灯が停電と誤認識して、バッテリー電源で点灯してしまう。このため、補助灯を消すために、専用のリモコンで操作する必要がある。
 バッテリーの充電中は充電を示す専用の緑色のLEDが点灯、充電が終わると消える。


DVDプレーヤー、4音響モード選択、ソニー、映画や語学など。

 ソニーは14日、音響効果を強化したポータブルDVDプレーヤーを7月22日に発売すると発表した。映画やコンサート、語学番組などコンテンツの内容にあわせて4種類のサウンドを選べる機能を新たに搭載した。
 新製品「DVP―FX970」は9型の高精細画面を備え、持ち運びができるDVDプレーヤー。新しい音響用プロセッサーを搭載。低音や高音を強調して迫力ある音を楽しめる「ダイナミック」や、映画や語学番組の会話が聞き取りやすい「クリアボイス」など4種類のモードを用意する。このモードはヘッドホン使用時にも使える。
 バッテリー内蔵で、最長で約6時間の連続再生ができる。価格はオープンだが、店頭想定は3万円前後の見込み。
 画面が7型と小型でピンク、青、白など5種類の色をそろえた新製品「DVP―FX750」も同時に発売する。店頭想定価格は2万円前後。
 ソニーによると、同社は国内ポータブルDVDプレーヤー市場でのシェアが約25%でトップという。

エレクトロニクス―リコー、ソニー。

 リコー(0120・000475)のコンパクトデジタルカメラ「RICOH PX」
 水深3メートルで60分間使用できる防水機能を持つ。5倍の光学ズーム機能を備え、カメラ初心者でも簡単な操作で使える。アウトドアでの使用に加えて、汚れても簡単に水洗いできる点を強調して、日常使いでいつでもどこでも使えるカメラとして売り込む。
 有効画素数は約1600万画素。幅100ミリメートル、高さ55ミリメートル、奥行き21.3ミリメートルで、胸ポケットに入る大きさという。雨天でも気軽に使え、幅広い利用者の獲得を目指す。
 《オープンで想定価格3万円前後。6月下旬》
 ソニー(0120・777886)の山登りにも便利な小型ナビ「ナブ・ユー NV―U37」
 画面サイズが3.5型で持ち歩ける小型ナビゲーションシステム。全国32カ所の山岳エリアについて2万5000分の1の地図を内蔵。自分が歩いている場所を確認でき、キャンプや渓流釣りに適したポイントも探せる。他のエリアの地図はサイトから入手可能。
 自転車で使う機能も拡充し、なだらかな道を優先する「楽ラク」や上り勾配がきつい道を進む「トレーニング」など8種類のルートを選べる。自動車でも使用可。
 《オープンで店頭想定は3万7000円前後。本体色が黒、白の機種は25日、オレンジは7月9日》




パナソニック電工、「シーリングファンのあかり」、冷暖房の効率アップ(注目の一品)

 パナソニック電工(0120・878365)の天井扇「シーリングファンのあかり」
 発光ダイオード(LED)照明を組み合わせた。天井扇は冷暖房効率を上げる効果もあり、省エネ型のLED照明と合わせることで、消費者の節電意識の高まりに訴える。住宅会社などを通じ、戸建てやマンション、店舗向けに販売する。
 本体の厚みは33センチメートルで、白熱灯と組み合わせた従来の天井扇より3割ほど薄くした。天井に設置した際の圧迫感を和らげる効果があるという。蛍光灯を使うタイプもある。
 《15万7500円から。21日》

2011年6月15日水曜日

すり鉢と急須を一体化、玉有(新製品)

 玉有(佐賀県有田町、0955・43・2384)のすり鉢と一体化した急須「健康すり鉢茶急須」
 陶器製。本体の内側をすり鉢状に加工した。手持ちのすりこぎで茶葉をすってから湯を注げば、茶葉の栄養を逃さず摂取できる。注ぎ口にくし目を施し、茶こし無しでも茶葉が流れ出ないようにした。容量は250ミリリットル。ステンレス製の茶こしが付き、通常の急須としても使える。全6色展開。
 《2940~3360円》

メガハウスが盤面動くオセロ。

 バンダイ傘下のメガハウス(東京・台東)は盤面が動くオセロ「~盤が動けばゲームも動く~オセロ・革命」=写真=を30日に発売する。丸い石を置いて相手の石をひっくり返した後、置いた石がある4マス分の正方形の盤を上下左右に動かして相手の石を挟める場合はその石もひっくり返せる。従来より複雑な戦略を練って遊ぶことができる。
 黒と白の石を2人で交互に置いていくという基本の遊び方は変えずに、盤面自体を動かすという要素を加えた。64マスのボードから4マスの正方形パネル2つを抜いた状態にして遊ぶ。抜かずに通常のオセロでも遊べる。希望小売価格は3465円。


2011年6月9日木曜日

KDDIのスマートフォン「INFOBAR A01」、秋葉健さん

プロダクトデザイングループ 秋葉健さん
大ヒットデザイン、機能も両立 細長液晶、女性持ちやすく
 KDDI(au)は、2003年と07年に大ヒットした携帯電話「INFOBAR(インフォバー)」の第3弾を7月上旬に投入する。デザイン重視のブランド「iida」では初めてのスマートフォン(高機能携帯電話)で、価格は3万円台になる見通し。プロダクトデザイングループの秋葉健さんに商品開発の狙いなどを聞いた。
 ――開発の経緯は。
 「企画がスタートしたのは09年下期。スマートフォンが本格的なブームになる前から、タイミングを見計らっていた。初代と2代目を手がけた工業デザイナーの深沢直人氏に声をかけ、約3カ月かけてコンセプトを詰めた。世界最薄の7.5ミリにするという案もあったが、開発上の制約から、最終的には薄さ11.8ミリに落ち着いた」
 ――商品の特徴は。
 「歴代機種でおなじみのタイル状のキーに、様々な配色を施した。女性が持ちやすいように、QHDと呼ばれる細長の液晶画面を採用したり、丸みを帯びた形状にしたりするなど工夫を凝らした。背面についてはカメラレンズなどの突起がない。側面はボタンを片側に寄せてシンプルなデザイン。ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイなど機能も豊富だ」
 ――操作画面の使い勝手にもこだわった。
 「iidaウェブサイトのデザインを手がける中村勇吾氏に依頼し、デザイン性と使いやすさの両立を目指した。スマートフォンは待ち受け画面が横にスクロールするのが一般的だが、ブラウザーやメールの閲覧と同じ縦スクロールを採用した。待ち受け画面にはアプリのアイコンだけでなく、時計やカレンダー、写真などを配置できる。『セクションバー』というフォルダ機能を使えば、アプリや写真も整理しやすい。操作時の動きも滑らかで、使うたびに喜びを感じてもらえると自信を持っている」