2011年6月16日木曜日

東芝の液晶テレビ「ZG2」――本村裕史さん

デジタルプロダクツ&サービス第一事業部参事 本村裕史さん
6チャンネルの全番組を一時保存 高級機の機能、普及価格で
 東芝が5月下旬に発売した液晶テレビ「ZG2」シリーズ(店頭実勢価格は42型で25万円前後)が月産1万台としていた計画の2倍程度の勢いで売れているという。消費者を引きつけているのが、6チャンネルの全番組を30時間録画できる「タイムシフトマシン」機能だ。デジタルプロダクツ&サービス第一事業部の本村裕史参事に商品開発の狙いなどを聞いた。
 ――2009年に発売した超高級液晶テレビ「CELL(セル)レグザ」に初搭載したタイムシフトマシン機能を普及価格帯のZG2でも採用した。
 「セルレグザは画質、ネット機能、録画機能などに関し、コストを度外視して理想を追求した。価格は100万円になったが、作って初めてタイムシフトマシン機能の重みに気付いた。全チャンネルの全番組を一時保管することで、テレビの概念や見方が変わった」
 「セルレグザの発売前から、タイムシフトマシン機能を通常のレグザにも導入する予定だった。セルレグザは膨大なソフトウエアを高性能プロセッサーで動かしたが、今回は専用の半導体エンジン『CEVO』を開発し、ソフト量を減らした。処理能力は従来のレグザの6.8倍に向上し、同時録画できる番組数が8チャンネルだったセルレグザと比べても操作性は改善した」
 ――タイムシフトマシン機能でテレビの視聴スタイルはどう変わるのか。
 「『録画』という行為を意識せずに、見たい番組を最初から視聴できる。スイッチを付けたときに放送中の番組を気に入ったら、すでに一時保管されているので途中でも最初に戻って見ることが可能だ。深夜に帰宅するとニュースはほとんど放送されていないが、数時間前に放送されたニュースはすべて録画されている」
 ――売れ行きと今後の商品展開は。
 「タイムシフトマシンの認知度が高まったおかげで、計画の2倍程度の売れ行きだ。我々自身も作ってから初めて実感した便利
さを、より進化させて広めていきたい」

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