2011年7月7日木曜日

ソニーの家庭用3Dプロジェクター「VPL」――神田光晴さん

ビジュアルプレゼンテーション・ソリューション事業部 神田光晴さん
ゲームも対応、家族で楽しむ 3Dテレビの技術活用
 ソニーが家庭用ビデオプロジェクターの3D(3次元)対応を進めている。2010年11月にまず高価格帯モデル「VPL―VW90ES」を売り出し、今月25日には低価格帯の「同HW30ES」も発売する。3Dはテレビで普及が始まったが、プロジェクターでも浸透をめざす。製品企画を担当するビジュアルプレゼンテーション・ソリューション事業部のプロダクトプランナー、神田光晴氏に製品の特長などを聞いた。
 ――3Dを強化する狙いは。
 「09年ごろから全社的に3Dを推進する方向性を打ち出し、テレビやカメラなどで対応製品を増やしてきた。プロジェクターは大画面に映像を投映する装置で、100~120インチの大型スクリーンを使う人が多い。迫力ある3D映像に適した製品だと考えた」
 ――3D対応で必要だったことは。
 「右目用と左目用の映像を高速で切り替える信号処理の大規模集積回路(LSI)や、3D視聴用のメガネなどを新たに用意した。ゼロから開発するのではなく、テレビの事業部と連携して3Dテレビ用の技術を活用することで製品化のスピードを上げた」
 ――売れ行きはどうか。
 「昨年11月の発売前に買い控えがおきるなど消費者の関心は高い。市場が大きいのは欧米だが、日本でも売れている。映画やスポーツ中継などの鑑賞で使われているようだ。販売店に話を聞くと、プロジェクターはもう3D対応でないと売れないとの声がある」
 「昨年発売した製品の希望小売価格は72万4500円で、購入者は愛好家が中心。25日に発売する新製品はオープンだが、店頭価格は半額程度を見込んでいる。真っ暗なシアタールームがない家庭のリビングルームでも見やすいように映像を明るくしたり、ゲームに適したモードも用意したり、ファミリー層などが使いやすいよう工夫した。3Dはアニメなどコンテンツが増え始めており、利用者の裾野を広げていきたい」


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