TVT・ノートブックSW開発第三TVT開発 今井拓水さん
時間設定し給電オフ 夜充電、昼にバッテリー駆動
レノボ・ジャパン(東京・港)は3月29日に「ThinkPad」ブランドの新型ノートパソコン(PC)6機種を発表した。主にビジネスでの利用を見込んでいて、すべての機種に節電のための「ピークシフト機能」を盛り込んだのが特徴だ。新しい機能の開発を担当したTVT・ノートブックSW開発第三TVT開発の今井拓水氏にメリットを聞いた。
――どのような機能なのか。
「設定した時間帯だけ電源アダプターからの給電を取りやめ、内蔵バッテリーでPCを駆動させるものだ。東日本大震災をうけて企業の節電志向は高まっている。昼間の最大使用電力を抑えることに協力したいと考えた。電力消費が少ない夜間に充電してもらい蓄積した電力を昼間に使う、というアイデアだ」
――具体的な動作の仕組みは。
「電源回路内にスイッチの構造をとり入れ、PCの設定ソフトによって電源アダプターからの給電をオンオフする。例えば午前11時から午後3時は給電をオフに設定しておく。これで、就業時間中の一部は電力会社などに頼らず、バッテリー駆動が可能になる。充電を開始する時間は別途設定する。例えば深夜0時にしておけば、就業時間外に翌日分の電力をバッテリーに蓄積できる」
――開発はいつ始めたのか。
「2000年ごろから研究開発を進めてきた。ただ当時はノートPCのバッテリー容量が小さく効果が限定的だった。最近はバッテリー技術が進化し長時間駆動が可能になった。新機種でもバッテリーだけで約8.9時間使えるものもある。これなら節電に大きく寄与できる」
――顧客の反応は。
「出荷したばかりだが好評だ。企業は震災の影響で夏場に15%程度の節電を求められていて、PCの省電力機能も注目されている。ピークシフト機能は、我が社のシェア拡大につながると期待している」
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