住設・建材カンパニー設備事業部 浅野靖司さん
トイレ、掃除しやすく ターゲット、女性に絞る
LIXILは使用水量が4リットルの「サティス」など、節水トイレの販売拡大に力を入れている。節水機能だけを売り込むのではなく、「オンナゴコロ」と銘打ったキャンペーンを展開して掃除のしやすさなどをアピールする。女性目線に立った商品開発を通じ、国内シェア6割近くを握るTOTOを追撃する狙いだ。住設・建材カンパニー設備事業部の浅野靖司商品戦略部長(43)に今後の販売戦略を聞いた。
――衛生陶器の分野では女性にターゲットを絞った戦略は珍しいが。
「消費者へのアンケートなどを通じて調査したところ、トイレをリラックスするための空間としてとらえている女性が多いことが分かった。これまでは主に男性に向けて新しい機能をアピールしてきたが、女性からの支持を得られるような製品作りやマーケティングをしようと戦略を切り替えた」
――掃除のしやすさを前面に打ち出した理由は。
「女性はトイレをきれいに保つことが家をきれいに保つことにつながると考えている人が多い。来客者も使う空間なだけに、手を抜きにくいと考えているのだろう。アンケートでは2割以上の女性が週に4~5回トイレを清掃しているというデータがあった」
――具体的にどのような機能を盛り込んだのか。
「温水洗浄便座を軽い力で持ち上げやすくすることで、簡単に掃除できるようにした。便座部分も継ぎ目をなくすことで、汚れがたまりにくくした。様々な面で掃除する際の負担を軽くできるようにすることを心がけた」
――工務店など販売代理店からの反応は。
「代理店はじかに消費者と接するため、女性が商品選びの主導権を握っていることを知っていたようだ。新製品の投入により、これまで手薄だったリフォーム市場でも戦えるという確信を得ている。メーカーである以上、いつまでも2位に甘んじるのではなく、シェア首位を目指したい」
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