2011年7月14日木曜日

除湿乾燥機―パナソニック、三菱電機

 除湿機が好調に売れている。蒸し暑い夏本番を迎え、節電対策としてエアコンの代わりに相対的に消費電力が少ない除湿機と扇風機を使う家庭も増えているようだ。湿気を取るだけでなく、洗濯物を乾かせる除湿乾燥機の人気が高い。なかでも効率的に衣類を部屋干しできるパナソニックと三菱電機の新製品が注目されている。
 パナソニックはハイブリッド方式の「F―YHGX120」が人気を呼んでいる。夏でも室温上昇の少ないコンプレッサー式と、冬でも除湿能力が低下しにくいデシカント(ゼオライト)式を組み合わせた除湿機で、年間を通して快適除湿できるのが売り。
 加えて「エコナビ」と呼ぶ省エネ機能を備え、効率的に洗濯物を乾かせる。センサーで室内の温度と湿度を1分ごとに測り、その変化を基に独自の制御技術で洗濯物の量や乾き具合を判定して乾燥時間を決める仕組み。乾燥が終わると自動停止するので、外出や就寝時でも安心して使える。
 速乾・ターボモードを使うと、湿度が高いときでも2キログラムの洗濯物を業界最速の約43分で乾かせる。前年度発売の機種に比べ最大約25%消費電力量を減らせる。水に包まれたイオン「ナノイー」を放出して部屋干し衣類を除菌、臭いも抑えられる。
 三菱電機はエアコンで培った「3Dムーブアイ」と呼ぶセンサー技術を活用した「MJ―100FX」で追撃する。空気吹き出し口に設けた赤外線センサーが上下160度、左右100度の範囲を529エリアに細かく分けて、洗濯物の位置を検知する。
 洗濯物があるところにだけ乾いた風を送り、洗濯物の表面温度を測って乾き具合を判別する。広角のルーバー(羽根)がぬれた衣類や乾きムラがあるところに絞り込んで送風するので、しっかり乾かせるという。
 セーターなど厚手の衣類も乾燥でき、臭いも抑制できる。「エコ干しモード」を使うと乾燥時間は標準モード(ムーブアイ機能なし)に比べ約2倍になるが、消費電力量は同約30%削減できる。
 2010年度の国内除湿機販売台数は推定約65万台。パナソニックは旺盛な需要を見て今年度は70万台を超えると予測している。
 購入に際しては部屋の広さや除湿能力、水タンク容量、運転音なども確認したい。(小池正夫)
【特徴】ハイブリッド式除湿乾燥機。目安床面積は木造11畳、プレハブ17畳、鉄筋23畳。除湿能力は1日あたり9リットル。サイズは幅37×奥行き22.5×高さ57センチ。重さ13.8キロ。水タ
ンク容量約3.2リットル。衣類乾燥の消費電力は速乾・ターボで705ワット、標準で245ワット。運転音は衣類乾燥標準48、除湿強48、冷風弱40デシベル。(50ヘルツの場合)
【発売日】4月1日
【実売価格】5万9800円前後
【特徴】コンプレッサー式の除湿乾燥機。目安床面積は木造11畳、プレハブ17畳、コンクリート23畳まで。除湿能力は1日あたり9リットル。サイズは幅36×奥行き21×高さ53.4センチ。重さ12.7キロ。水タンク容量3リットル。最大消費電力は245ワット。運転音は強46、弱39、衣類乾燥49、夜干し39デシベル。(50ヘルツの場合)
【発売日】5月11日
【実売価格】4万800円前後


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