2011年7月14日木曜日

ヨネックスの「EZONEウェッジ」―ゴルフ事業部飯泉剛さん

 ヨネックスが2月に発売したゴルフクラブ「EZONE(イーゾーン)ウェッジ」(2万1000円)の販売が好調だ。振り抜きやすく、グリーンの外からゴルフボールをピンに寄せるのが簡単になったのが受けた。ゴルフ事業部ゴルフ開発課の飯泉剛課長(49)に特徴や開発の経緯を聞いた。
 ――工夫した点は。
 「ルール改正後のウエッジでは溝の深さが規制され、しっかり打たないとボールにスピンがかかりにくく、ピンに絡まない。こうした声に応えるため、ウエッジの振り抜きやすさに重点を置いた。ソール後方にバウンスと呼ばれる丸みを帯びた出っ張りがあるが、その後方を削り落とした。ソールのトゥ側からヒール側にかけて丸くし、バウンス角が10~12度でもライからの抵抗感が減った」
 「ゴルファーの間では柔らかい打感を好む人が多い。このため素材にもこだわった。材質に軟鉄を採用し、一般的なステンレスと比べて柔らかな打感に仕上げた」
 ――これまでウエッジはほとんど扱っていなかった。開発の経緯は。
 「ドライバーとアイアンは、いずれも石川遼選手が当社の製品を使っている。ただ残念ながらウエッジは知名度が低い。ウエッジが強化できれば、ゴルフクラブ一式で購入するゴルファーが増えて販売拡大に弾みが付く。こうした経緯からウエッジの開発に力を入れた」
 ――顧客の反応はどうか。
 「東日本大震災でゴルフに対する自粛ムードが広がり、発売当初の計画は下回るものの、小売店の販売データのランキング上位には名前を連ねている。1カ月に2~3回プレーする中・上級者が購入している。一般的にウエッジはアイアンなどとセット販売されているが、EZONEウェッジの場合は単品で購入する顧客も多く、手応えを感じている」


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