2011年7月13日水曜日

マルハニチロ、ブリ中骨の缶詰、保存食需要増で新商品。

 マルハニチロホールディングスは缶詰事業を強化する。通常はサケを使うことの多い中骨の缶詰で、新たにブリの中骨を使った商品を開発、9月に発売する。缶詰の売上高は年間250億円ほどだが、今年は東日本大震災による保存食の需要の高まりもあり、売り上げが伸びている。新商品と既存品を合わせ、2011年3月期比1割以上の売り上げ増を目指す。
 子会社のマルハニチロ食品(東京・江東)を通じて9月1日に「ぶり中骨味付」(内容総量145グラム、写真)を発売する。鹿児島県などで養殖した国産ブリをおろした際に出る魚肉の付いた中骨を、しょうゆベースで軟らかく仕上げた。
 ブリの中骨はサケなど他の魚より太いため加工が難しく、これまで缶詰として商品化した例はほとんどなかった。中骨を汁とともに缶に封入してから加熱殺菌する過程を工夫することで、ブリのうまみを残したまま、中骨の奥まで味付けを施すことに成功した。
 1缶にカルシウム約2000ミリグラム、ドコサヘキサエン酸(DHA)を約3200ミリグラム、エイコサペンタエン酸(EPA)を約1300ミリグラムなど多量の栄養成分を含むという。店頭想定価格は200円(税別)。「家飲み」のつまみなどの需要を見込む。原料がブリの養殖数量に連動するため、当面は月産約3万8000缶を上限に出荷する。
 同社はブリやサケ、サンマ、サバ、イワシ、カニ、ホタテなどの缶詰を手掛ける。サケ缶など既存商品でも8月以降、缶詰を使った料理のメニューをインターネットなどで募集・発信し、売り上げ増につなげる考え。

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