2011年7月11日月曜日

久世酒造店の「ぬり漬の素」――酒かすを塗るだけでOK

久世酒造店の「ぬり漬の素(もと)」
 食材に塗るだけでよい、酒かすを使った手間いらずの一夜漬けのもと「ぬり漬の素(もと)」。
 1786年(天明6)年に創業した酒蔵が、清酒を造る工程で出る酒かすを使い、ありそうでなかった酒かす風味の調味料を開発。野菜や魚、肉に薄く塗って1~3日おくだけで酒かす風味がつく。野菜であればそのまま漬物として、魚や肉であれば焼き魚、焼き肉として楽しむことができる。魚や肉の場合、酒かすによって生臭みが抜け、本来のうまみが高まるという。1袋215グラム入り、298円。ホームページで取り扱う。
 使用した酒かすは、大吟醸酒用、純米酒用、2~3年寝かせて熟成させたタイプなど全部で5種類の酒かすを独自の割合でブレンドした。能登産の海水塩を加えた以外、添加物や香料は一切使っていない。取り出し口(スパウト)付きのパウチ袋に入って使いやすい。
 発売元は久世酒造店(石川県津幡町、076・289・2028)。
<開発者から>
 当社は、酒米栽培から酒造りまでを一貫生産している珍しい酒蔵。私で8代目になる。今回のぬか漬けのもとならぬぬり漬けのもとは、蔵で働く従業員たちのまかない料理に昔から使われていたもので、評判がよいことから商品化に踏み切った。
 原材料は酒かすと塩だけだが、使う酒かすの種類やブレンドの割合、塩加減などに試行錯誤し、結局、満足する味に到達するまで丸3年を要した。今までにない調味料なので浸透するのに時間がかかると思っていたが、実演販売ではいずれも売れ行き好調で、生産が追いつかないほどの人気だ。様々な食材で手軽にかす漬け料理を楽しんでほしい。
(社長の久世一嘉さん)

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